甘く、甘い、二人の時間


それは付き合いだして間もなく。


拓海に会えるだけで、嬉しくて舞い上がっていた私。


確か、二度目のお泊まりの時。





拓海のマンション。

ゆったりした大きめのソファーに並んで座り、DVDを観ていた。


拓海が私に合わせ選んだであろうラブストーリー。

確かに内容は感動的なんだけど……。



目の前で繰り広げられる濃厚なキスシーン。


なんだか、妙に意識してしまう。



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