甘く、甘い、二人の時間

なんて悶絶してる俺の頬に、菫の手が触れた。


「!!…」


「…本当は、来てくれて嬉しい。」


素直になってくれて嬉しいけど

………それは反則だよな?



「そんな表情で見つめないで。」


「…え?」


「俺は今、性欲と理性が闘ってる最中。刺激しないで?」



菫の手を頬からそっと離して、布団の中にしまう。

すると、菫は真っ赤な顔でごめんと呟いた。


「さて、お粥作るから。出来るまで寝てなさい。」


「――うん。」



嬉しそうな顔をする菫は、本当に可愛い。


でも心配だ。

かなり熱があるのは間違いないし。

やっぱり今日は泊まっていこうと、お粥と野菜スープを作りながら決めた。
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