甘く、甘い、二人の時間
「…拓海…そろそろ…帰らないと。明日会社でしょう?」
お粥とスープを少しだが口に入れ、薬も服用させ一呼吸ついた時、菫がぽそりと呟いた。
とても淋しそうな顔で。
見ていて、堪らなくなる。
側にいて欲しいと、相変わらず顔に書いてある。
可愛い、本当に、堪らなく。
その熱い手を優しく握る。
「実は俺、明日休みなんだ。言わなかったっけ?」
少し意地悪く微笑むと、菫は嬉しそうに笑ってくれた。