《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
それが終わると洸さんは
クルッと首をまわし、左右
からライトの当てられた
白い幕のような物の前に立つ。
「……始まります。
とりあえずは、洸の仕事
ぶりをしっかりと観察して
ください」
隣に立つ瀬戸さんが、前を
見たまま小声であたしに言った。
ゴクッと息を飲んで見つめる
なか、撮影が始まる――…。
(う……わ………!!)
明るさを増したライトと、
連続で響くシャッター音を
浴びて。
洸さんは光の中心で――
堂々と、踊る。
(……踊る?
何考えてるの、あたし……)
_
クルッと首をまわし、左右
からライトの当てられた
白い幕のような物の前に立つ。
「……始まります。
とりあえずは、洸の仕事
ぶりをしっかりと観察して
ください」
隣に立つ瀬戸さんが、前を
見たまま小声であたしに言った。
ゴクッと息を飲んで見つめる
なか、撮影が始まる――…。
(う……わ………!!)
明るさを増したライトと、
連続で響くシャッター音を
浴びて。
洸さんは光の中心で――
堂々と、踊る。
(……踊る?
何考えてるの、あたし……)
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