《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「洸さんが?」



そんなこと言ってくれてるんだ。


うまく持ち上げてその気に
させようって思ってるのかな?



でも、本気だったら……
ちょっと、嬉しい……。



「とりあえずその格好じゃ
不便だから、着替えましょ。

ウェアは用意してあるから」



「あ、は、はい!」



エミルさんの声で我に返り、
慌てて斜めにさげてた
リュックをおろすあたし。



それからエミルさんと同じ
ようなウェアに着替えて、
広いレッスン室でマンツー
マンのトレーニングが始まった。


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