《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「……どこに行くんですか?

電話の相手って……」



また怒られるかもしれないと
思いつつも、矢も盾も
たまらずに問いかけると、
案の定洸さんはジロリと
キツイ視線を向けた。



でも一拍置いてハァッと
疲れたようなため息を落とすと、
愛想のない声でだけど、
答えてくれる。



「聖恋のマネージャーだ。

アイツも、ベイエリアで
夜までロケらしい」



(―――え? 
って、まさか……!)



「聖恋さんに会いに行く
つもりなんですかっ!?」



裏返った声で叫んだけど、
洸さんはうるさそうに
顔をしかめて、


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