隣は-Frist Side-
第一章
「…よいしょっと」
朝7:00 私はいつものように靴を履いて
「行ってきます!今日も頑張るぞっ!」
いつものように私の通う『桜井高校』へ足を向けた。
----「おはよう!逢!」
私は月村逢。今年で高2になります!
今は大好きで、そして恋人でもある直人君…じゃなくて
橘直人先生と同じ仕事に就きたくて絶賛勉強中!
「村月逢ちゃーん!おはようってばー!」
「あ、ごめんね。おはよう やよいちゃん!それと、村月じゃなくて月村」
「もう!やよいちゃんなんて。今年1年同じクラスだよ!?
そんな『やよいちゃん』なんて呼んでたら時間かかって仕方ないじゃない!
私は寿限無(じゅげむ)じゃないの!」
「あはは、そんなに長くないとも思うんだけどな―…てか、村月じゃないからね?!」
----そんな他愛ない話をして貴方の待つ学校に登校した----
***
「おはよう、月村さん」
「おはよー逢ちゃん」
「うん、おはようみんな!」
私はたくさんの人に挨拶してもらえるとっても幸せだ
でも----
「おはよう、月村さん。」
貴方のあいさつは朝のとっておきのハッピーをくれる
「おはようございます。橘先生。」
学校では私たちは-キンダンノコイ-ってやつで公言できないカップルでもある
みんなの前で名前で呼び合ったりは出来ない
少し残念だけどこれも仕方ないこと