LOVE LOVE LOVE


次の日 いつもどうりに
学校に行った。

…いつもどうりでもなかった。
ずっと 下畑陸斗が頭から
離れなかった。


大好きな空を見たって
忘れられなかった。


いつもどうりに席について
おとなしくしていた。
いつもどうりに先生が来て
いつもどうりに先生の話があった。

けどいつもと違うこと。


「いきなりだが
転校生がうちのクラスに
来ることになった。
おい、入ってこーい。」


と 入ってきたのは
誰でもない 下畑 陸斗だった。


「下畑陸斗です、よろしく」


私は目を疑った。
いや、正直二度見をしてしまった。


昨日の彼が居たから。

これは奇跡なんじゃないかって
思うくらいだった。


だからなんだ
昨日の胸騒ぎは。



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