LOVE LOVE LOVE


「下畑の席はー…
折原の隣でいいな。」


いきなり私と席隣だなんて…
有り得ない。
緊張して顔見れないよー!


「昨日ぶりだね。」

席に座った彼は話しかけてきた。

「あ、うん。昨日ぶり。」

私は恥ずかしかった。
顔が赤いんじゃないかって
心配だった。


それに話すことに
全然慣れてないから余計にだった。


「陸斗って呼んで。
俺は未悠って呼ぶからさっ」

「あ、分かった。」


私たちは一気に仲良くなった。


朝のホームルームが終わると
一気に陸斗の周りに女子がたかった。


確かに陸斗は格好いい。
身長高いし 顔は全然いいし
かっこいすぎてみんなのアイドル的な
感じになりそうだった。


こんな地味な私が
陸斗と仲良くなれるのが
逆に不思議だよね。

私は空を見た。
今日は雲が多いなあ~
こんな日も悪くない。


あ、次移動じゃん。
動かなきゃ

そう思ったときに

「未悠ー、次の時間場所わかんないから
一緒に行こう」

「いいけど…、私より
他の子たくさん要るじゃん」

「何かやだ。
うっとーしーし。」

「それ結構酷いね」

「まあいいじゃん」

「別にいいけどねー」


私たちは一緒に
次の教室まで行った。


そっからかな。
陸斗とずっと一緒に行動するように
なっていったの。



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