夏の空~彼の背中を追い掛けて~


家に到着し、俊ちゃんがバイクを停めてる間に、私は納屋の2階へ上がった。



暖か~い。



部屋には既に暖房が入っていて、冷えきった体が徐々に温まっていく。



私はジャンパーを脱ぎ、ベットに座って俊ちゃんが来るのを待った。



「真弥、寒くない?一応、部屋を出る前に暖房は入れたんだけど…」



部屋へ入って来るなり、俊ちゃんは暖房のリモコンをカチャカチャと操作し、私の隣に腰を下ろす。



「大丈夫、十分暖かいよ。あっ!そうだ。倉庫へ行く前にコーヒー買ってたんだぁ」



私はベッドの上に置いたジャンパーのポケットへ手を入れ、缶コーヒーを取り出した。



「ごめん…HOTを買ったのに、すっかり冷めちゃった…」



冷たくなった缶コーヒーをテーブルに置いていると、熱いモノが頬に触れる。



「キャッ!!」



ビックリして振り返ると、私の目の前で紅茶の缶が左右に揺れていた。



「これ、さっき買ったんだ。真弥にあげる」



「わぁ~有り難う♪」



早速蓋を開け一口飲むと、ジワジワッと体の中まで流れ込み、一気に全身が温まる。





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