夏の空~彼の背中を追い掛けて~
特に何もせずボーッとしていると、どうしても俊ちゃんが恋しくなる。
だから私は、産まれてくる赤ちゃんの為にオムツを縫ったり、ちょっとした小物を作って、気を紛らわせて過ごしていた。
そんなある日、久々に携帯のディスプレイに男性の名前が表示される。
「漣?どうしたの?」
『窓の外見て』
窓の外?
なんだろう…?
ベッド横の窓から外を覗くと、白い車の運転席から降りる漣の姿が目に入った。
「その車、どうしたの?」
『買った』
「えっ!?もう買ったの!?」
『うん。あのさ…真弥に直接話したい事があるんだけど…。外に出て来れる?』
「うん。ちょっと待ってて」
私は電話を切ると、コートを羽織って外へ出た。
「突然来てごめんな」
「ううん、良いよ。それより、話って何?」
「う…ん…。ここじゃぁ冷えるし、ドライブでもしながら話さない?」
ドライブ!?