もらう愛=捧げる愛
ハルくんは食べきってしまうと、あのバーに行こうと誘ってくれた。
店を出ると、
───フッ
「初音さん!?」
体の力が抜けて、あたしは倒れ込んでしまう。
「初音さん!大丈夫!?」
「少し…ごめんね、貧血みたい…」
何日も食べられなかったせい、ハルくんに会えて緊張の糸が切れたせい。
そのままハルくんに抱きかかえられて、タクシーに乗った。
「とりあえずボクん家、ね?」
「うん…ごめん、ね…」
ハルくんの肩に頭を預け、それきり意識が途絶えた───…。
店を出ると、
───フッ
「初音さん!?」
体の力が抜けて、あたしは倒れ込んでしまう。
「初音さん!大丈夫!?」
「少し…ごめんね、貧血みたい…」
何日も食べられなかったせい、ハルくんに会えて緊張の糸が切れたせい。
そのままハルくんに抱きかかえられて、タクシーに乗った。
「とりあえずボクん家、ね?」
「うん…ごめん、ね…」
ハルくんの肩に頭を預け、それきり意識が途絶えた───…。