もらう愛=捧げる愛
「ヤメテッ!多田さんっ!!」


「初音さ、オレと別れようとか思ってんじゃねーの?」


冷たい目に背筋がゾクリとする。


目を反らせても刺さる視線に、あたしは今までにない恐怖を感じた。


「…ッ…!」


胸に鋭い痛みを感じて、あたしは息を飲む。


胸に、お腹に、太ももに、多田さんは歯を立てて噛みつく。


「ヤ…!イタイッ!多田さん、ヤメテッ!」


「やめてほしけりゃ大人しくしてろよッ!!」


「…ア…!」


服を脱ぎ捨てた多田さんがあたしの中に入る。


「そうだよ。その顔もっと見せろッ。ホラ、声出せよッ!!」


「アァ…!」


自由のきかないネクタイで縛られた手で拒もうとしても、多田さんはあたしを攻めたてる。


「イヤァ…!ヤメテ…!」


「やめる?初音、こーゆーの好きなんじゃねぇの?」


「イヤァァァァァ…!」
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