もらう愛=捧げる愛
警察…。
病院関係者に警察が聞き込みして、課長との事、多田さんとの事、別れた堤さんとの事…。
知られちゃいけない。
職場に、ハルくんにあたしはこの秘密を暴けない。
「初音、ホラ帰るぞ。もうオレが欲しくて欲しくてたまんねーんだろ?ククッ…」
「初音は渡さない」
「課長ー、あまり深入りすんなよ。また初音の傷が増えるぜ?」
「初音、警察に行こう」
「…行けません」
「なぜ?」
「あたし…あたし、このままでいいです…」
「初音…?」
「ホラ、な?初音はオレから逃げられねーんだよッ!わかったら帰れッ!オマエはもう用済みなんだよッ」
「初音?」
「…課長、ありがとうございました。あたし、多田さんと行きます…」
「初音…」
握ろうとする課長の手をかわして、あたしは席を立った。
「もう…関わらないでください…」
それだけ言い残し、あたしは多田さんと喫茶店を出た。
病院関係者に警察が聞き込みして、課長との事、多田さんとの事、別れた堤さんとの事…。
知られちゃいけない。
職場に、ハルくんにあたしはこの秘密を暴けない。
「初音、ホラ帰るぞ。もうオレが欲しくて欲しくてたまんねーんだろ?ククッ…」
「初音は渡さない」
「課長ー、あまり深入りすんなよ。また初音の傷が増えるぜ?」
「初音、警察に行こう」
「…行けません」
「なぜ?」
「あたし…あたし、このままでいいです…」
「初音…?」
「ホラ、な?初音はオレから逃げられねーんだよッ!わかったら帰れッ!オマエはもう用済みなんだよッ」
「初音?」
「…課長、ありがとうございました。あたし、多田さんと行きます…」
「初音…」
握ろうとする課長の手をかわして、あたしは席を立った。
「もう…関わらないでください…」
それだけ言い残し、あたしは多田さんと喫茶店を出た。