愛する人。




 兄は俺の姿に気づくと、


「蓮、まだ終わらないからもう少し待っててな」


 そう言って頭を優しく撫で、また行ってしまった





 俺はいつものように、3階のロビーで宿題をしていた。

 すると、カラカラと点滴を運ぶ音が聞こえた。


 俺は気にせずテーブルで宿題を続けていると、ちょうどノート全体に大きな影ができ、ビックリして見上げると、一人の男が俺のノートを覗き込んでいた。



「……その問題解らないの…?」





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