愛する人。





「……なら、心して聞きなさい。

 木村さん、年内が限界よ」


「……ああ」



 ―――なんだ?

 頭に靄がかかったみたいに言葉が入ってこない。


 勉強のし過ぎかもしれない。


 のども渇いてるし、たまには裕太にぃの病室にもジュース持って行ってやろうかな。

 あんな大人がイチゴ牛乳好きなんて


「蓮!」


 大きな呼び声と共に、いきなり俺の視界が回った。




「蓮!しっかりしろっ!」


 俺の両肩を掴んで苦しそうな顔で俺を見る櫂兄さん。




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