愛する人。
「……蓮くん。
話を、聞いてくれるかな?」
ベッドに上半身起こして、裕太にぃは俺に座ってと椅子を指差した。
俺は黙って椅子に腰掛ける。
「蓮くんと出会ってもう8年か…。早いね」
「裕太にぃ…」
「ねえ、蓮くん。
別れは、誰にとってもある事なんだ」
涙でうまく話せない俺に、優しいいつもの声で。でも、少し困った顔で話してくれた。
「……僕はね、おかしいかもしれないけど……
死ぬことは恐くないんだ」
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