愛する人。



―――――――――…
―――――――――――……




「……それからしばらくして、家族に裕太にぃの病状を知らせる事になったんだ」



「……それって……」


「確か、優子さんは裕太にぃのお母さんから聞いてたよね?」


「え……な、んで」



 彼女は目を見開いて俺を見る。


「なぜって…あの時ちょうど病院に行ってたんだ。

 入り口の自動ドアを開けようとした時に、優子さんが視界の端に見えた気がして。何気なく見てみたら」



 ……泣いてるお母さんと、あなたがいた。



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