獣恋道-恋はいつでも獣道-



「とりあえず、こっち座りなよ」


と、譲さんが二人がけの席に案内してくれた。



「ありゃ、カウンター満員かあ」

と落ち込む百合花。



「カウンターにこだわる理由でもあるの?」


「だって譲さんと話したいじゃん。でも、今日はあの人いるから満員なわけだー」



「あの人…?」



すると、百合花はカウンターの方を指差した。



そこにいたのは…



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