獣恋道-恋はいつでも獣道-



「えええええ!!!!?」


明らかに場の空気にそぐわない大声をあげてしまった。

周りのお客さんもこっちをチラリ。



だって…



「何、千雪の知り合い?」




だって、だって、


カウンターの奥でお酒を丁寧につくっていたのは、



永瀬、英志…。




と、その時ヤツがこっちを向いた。

しかし、あたしに気づいてるくせに何事もなかったようにカウンターの女の子たちと話し始めた。






チクリと胸が痛んだのは、気のせいだよね…?



< 36 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop