使者の黙示録
それでもマザー・アミコの頭脳は、いくぶん冷静さをとりもどしていた。

彼女はその頭脳で、自分が味わった苦しみを分析する。


(あれは催眠術のようなものだ。そうに違いない)


マザー・アミコは、自分が苦しめられた力が、はるかに人間ばなれしたものであっても

神という存在を絶対に信じない。


それよりも気になるのは、目の前にいる団司の存在だ。


(この男、私たち教団の正体を知っている!)


彼女にとって、それは疑いようのない事実である。

ならば、団司をこのままで済ますわけにはいかない。


(教団の脅威となる者は、絶対に排除せねば)

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