使者の黙示録
マザー・アミコたちは土地を購入する時点で、すでに考えていた。


修道院のとなりには、土地を購入する以前から警備会社が建っており

彼女たちは修道院の運営が始まる際に、その警備会社と契約する。

修道院の敷地内には高度なセキュリティシステムを設置して

さらに、警備員たちが数時間おきに修道院のまわりをパトロールする。

ただ単に、警備会社が修道院のとなりにあるというだけで

さまざまな危機を修道院から遠ざける。


教団にとって何もかもが都合の良いように回り、動いていた。

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