使者の黙示録
欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れる。

そういう闇の世界に生きる彼らに、表社会の常識やルールなど通用しない。


神に仕える身を装い、犯罪の手助けをしようが

自分の利益のために、多くの命が失われようが

彼らにとっては、そんなことなど当たりまえであり、なんの疑問も罪悪感も抱かない。


マザー・アミコは思う。

表社会で毎日不満を抱えて、グチグチと文句を垂れながら

せこせこと稼ぐような生き方は、まっぴらだ。

そういう人間に、神が手を貸してくれるわけでもあるまい。


そもそも、神など存在するはずがない。

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