使者の黙示録
半年前――

ボディーガードの彼らは、2人そろって休みをもらうと

たまには表社会での一日を満喫しようと、アーケードの通りを歩いていた。

いつもシスターたちを護衛するときとは、逆の方向に歩いていた彼らは

公園に続く屋根のない広場に出ると

机を前にして座っている、1人の女の姿が目についた。


栗色の髪に日本人ばなれした顔の彼女は、外国人のような気がするのだが

神秘的な感じの漂う、なかなかの美人だ。


「ほう、いい女だな」

「ちょっと寄って行くか?」


2人はそんな話をしながら、彼女の方へ近づいて行った。

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