恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
はぁ………
ため息が出る。
珠莉が困ってんだろうが。
そう思って珠莉のお腹に腕を回して、自分の膝上に乗せた。
「やめろ……
珠莉が困ってんだろ」
「珠莉ちゃんって言うの?
かわいい〜♪
てか、あんた何してんの?
離しなさいよ。
あんたが触ったら妊娠する!」
息子に対して酷い言いようだな。
「うっせぇ!
そんなわけねぇだろ。
まだ、ヤッてねぇし」
「ちょ、ちょっと、翡翠?!」
そう言うと焦り出す珠莉。
『はあ?!』
そして理恵とお袋は驚いていた。
なんだよ?
「翡翠が?嘘でしょ?!
ありえない!」
「一ヶ月以上も一緒にいて何もしてないなんて……
翡翠じゃありえない!
どうしたの?病気?!」
と、口々に言っていた。
「お前ら勝手なこと言ってんな」
昔はそうだったかもしれねぇけど、珠莉と会ってから変わったんだ。
「って、あなたもしかして翡翠の彼女?一ヶ月って何?!」
「あ、えと……、一ヶ月っていうのは一ヶ月くらい前から一緒に暮らしてて………一昨日からですけど……付き合ってます……」
「翡翠が一ヶ月も手を出さないなんて……
あなた……すごいわ……」
珠莉が説明するとお袋は感心していた。