恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「そっかそっかぁ。
翡翠がようやくねぇ〜」
お袋は楽しそうだった。
それから珠莉にお袋だということを伝えた。
最初お袋が姉って言ったら本気にした珠莉。
ありえねぇ………
まぁ、こいつの年齢感覚おかしいからな……
お袋は珠莉が若い事に気がついて年齢を聞いた。
「4月でじゅうきゅう〜?!
てことは、今18歳?!」
「はい……」
「珠莉ちゃん!もうおじさんになるわよ?!
ほんとにいいの?!」
「大丈夫です。
歳なんか気にしてないですし……わたしが翡翠じゃないとだめなんです」
その言葉に顔がにやける。
理恵に見られてキモいと言われたけど、嬉し過ぎてそんなことどうでもよかった。
そういえば親父が来てないと思ってお袋に聞いたら、知らないと言う。
はぁ………
また、ため息。
「ケンカしたのか……」
「あんな人なんて、もう関わりたくない!」
「ケンカしたら、毎回ここに来んのやめろよ……」
そう言うと泣き出す母親。
やれやれと思って弁当の残りを食べ始めた。
そのうち親父が来るだろうし。
何回かこの状況を経験してきた理恵も同じ考えらしく、弁当を食べていた。