嘘つきな彼女は、今日も嘘をつく。
かなり可笑しい話だ。
「……は…?」
さっきまで怒ってた顔が嘘のように、古田はまぬけ顔になった。
「金蔓なのに必要とされたいって…お前アホ?それともかなりアホなドMか?」
「…なっ!!アホでもないし、ドMなんかじゃ…っ!!!」
「じゃあなんだよ。金がありすぎて困ってんのか?だからあいつ等に使ってもらってんの?」
もしそうなら寄付すれば良い。
って、高2で金が有り余るわけねぇか。
「私…」
もう反抗する気が無いのか、古田は下を向き、小さな声を絞り出した。
「……私は、」
「なんだよ?」
「…私はっ、……お金持ちなんかじゃない…」
「……」
俺は少し息を止めてから、目を見開いた。
…は?