雨宿り



「何処行く?」

「何処でもええ。渉といられるんやったら」

俺の指に指を絡ませてきた。

「うん。公園行くか!」

あそこやったら近いし、広いから人がいても気にならへん。

「うん」

公園で

空いているベンチに座り

「美桜」

「うん?」

「ほんまに昨日はごめんな」

「もうええて」

「美桜」

「うん?」

「これ、昨日渡そ思たんやけど渡せへんかったから…退院のお祝いや」

「あ、ありがとう。開けてええ?」

「あぁ」

俺、美桜にプレゼントすんの初めてやから照れ臭い。

「わ~綺麗!」

箱から取り出して、嬉しそうに眺めてる。

「ありがとう。…渉、つ、着けてくれる?」

「あ、あぁ」

美桜の手から取り首に着ける。

「ほんと綺麗なペンダント。ありがとうな」

シルバーのチェーンにシルバーの四つ葉のクローバーのペンダントトップが付いている物を選んだ。

初めて女性の為に買ったやつ。

「私、めっちゃ嬉しい」

飛び切りの笑顔を見せてくれる。

ドキッ!

胸が高鳴る。




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