雨宿り
午後の授業が始まった。
俺は…上の空。
美桜のファミレスでのバイトが気になって…
何でバイトしとったんや、しかも二週間だけ。
それも俺に内緒で。
美桜の横顔を見る。
「どうしたん?」
美桜が小さい声で聞いてくる。
「あ、何でもない」
慌てて教科書に目を落とす。
放課後
バイトの事、聞こうかな。
そやけど、もしごまかされたら…どうする俺?
案外 小心者や。
「帰れる?サッカーするん?」
あっ、そうや。
「ごめん、サッカーの約束しとった」
「うん。じゃあ待ってようかな」
「待ってくれんのん?何時に終わるか分からへんで」
「かまへん。図書室で宿題してるから」
ニコッと笑い言ってくれる。
「分かった。終わったたらすぐ行くわ」
「急がんでええよ」
美桜は図書室へ、俺はサッカーしにグラウンドへ…