雨宿り
「お誕生日おめでとう」
へっ?
今日って…
お、俺の誕生日やった…っけ?
わ、忘れてた。
「これ、…プレゼント」
顔をほんのり赤く染めながら、紙袋を差し出す。
「……」
「渉?」
はっ!
固まってしもた。
「あ、ありがとう」
紙袋を受け取り
「開けていいか?」
「う、うん」
紙袋の中には二つのプレゼントが入ってた。
「二つ共ええのか?」
「うん」
何やろ?
まず小さい方の箱を開ける。
これはクッキーや。
「美桜が作ったんか?」
「う、うん。多分大丈夫やと思う」
「何が大丈夫なん?」
「い、いやだから、食べてもお腹壊さへんと」
そんな心配か。
「壊すわけないやろ。ありがとう、食べてええか?」
「あ、うん」
俺がクッキーを一つ口に運ぶのを息を詰め見てる。
クッキー食べんのに、こんな緊張したん初めてや。
「ん、美味い」
「ほ、ほんま?」
「あぁ、ちょうどええ甘さや」
「よかった」
ほぉー大きい息をつき、ニコッと。
か、可愛い。
抱き寄せようとしたら