雨宿り
「お疲れさん」
「お疲れ。夕食は6時やて。それまではホテル内やったらうろうろしてOk」
「美桜」
「うん、どうしたん」
「小関君…」
「あ、もう帰ってると思うよ」
里ちゃんの顔が明るくなった。
「よかった。 まだ下にいるのかな?」
「う~ん、どうやろ。いるかもしれんなぁ」
私の手を引っ張り
「見に行こ」
里ちゃんに促されグループ三人で下へ…
ロビーに
あっ、いるやん。
「委員長~」
「おかえり」
小さい声で
「遅かったやん」
「うん、ちょっとな」
えっ?
何かあったんか。
「時枝君…ありがとうね。美桜ちゃん、ごめんね、遅なって」
「百合ちゃん、何かあったん?」
私の友達の百合ちゃん。
渉達と同じ班や。
「お、俺 部屋行くわ」
へっ?
渉達三人、部屋に行った。
百合ちゃん達と私達も部屋へ 。