ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】
組対課オフィスに戻ると、すでにみゆっちの姿は無かった。



「あれ? みゆっちは?」


「龍の無事を確認したら、安心してご帰宅だ。心配すんな、交通課の暇そうなヤツに送らせた。名前は確か……西山?」


窪田が答える。



「少年課だ。わざとだろ?」

突っ込んでやれば、それを待っていたように、窪田は嬉しそうに微笑んだ。



西山良治(ヨシハル)。

俺の同期で唯一、親友と呼べる男。


俺、性格こんなだから、友達全然いないしね。



組織の人間以外で信用できるのって、確かにあいつぐらいか。


その辺も抜かりのない窪田、さすがだ。



「で、これからどうすんだ? 行き先吐かせたんだろ? 龍」

窪田はあたかも当然のように問う。


てか責任者、部下に作戦丸投げかよ。


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