ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】
「粋がんのもそんぐらいにしとけ。金で手ぇ打たねぇなら、てめぇごと消すだけだ。

お前、肌身離さず持ってんだろ? 自宅には何も無かったもんなぁ……。

それとも、あの女が持ってんのか? 可愛い子だよなぁ、お前の奥さん」


ああ、もうこいつ、お話にならない。なんか面倒くさくなってきちゃったし。


自宅も荒らされたっぽいし、乃亜までマークされたら、もうしょっぴくしかないよな。



「そうだね、こんぐらいにしとくわ。続きは署に行って、ゆっくり話せよ」


言って男の左肩をコンクリートに押さえ付けて、横向きだった身体をうつ伏せにした。


右膝で背中を圧迫して動きを封じれば、男は苦しそうに顔をしかめて舌打ちした。



「てめぇ、嵌めやがったな」

悔しそうに唸る。


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