ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】
「俺が殺されかけたってのは知ってんだろ?」


「それも初耳よ。大怪我して救急車で運ばれたってのは知ってるけど。

それで乃亜ちゃん呼ばれたんだから」


「また兄貴が駆り出されて、チワワくんは死にかけてんだぞ。

良くそんな呑気に、くだらねぇゴシップ誌なんか読んでられるよなぁ」


理沙のお気楽ムードにイラッときて、強めの口調で責め立てた。



「あのねぇ、仕事の依頼が無い限り、情報も一切入ってこないわよ。私たちは、仲良しサークルじゃないのよ?

ほんとあんたって、呆れるほどのバカよね」


言ってすぐ、ハッと何かに気付いたように、理沙は俺の隣に視線を移し、気まずそうに顔を歪めた。


俺も理沙の視線を辿って隣を見れば、乃亜が酷く傷ついた顔をしていた。



理沙はすぐに立ちあがって乃亜に駆け寄ると、

「違うの、乃亜ちゃん」

と必死の形相で訴える。



何が違うんだよ?


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