ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】
「皆人、あんたのせいで、また乃亜ちゃんが悲しい想いしてるじゃない」


そして矛先はやはり俺へ。



「今のは俺のせいじゃねぇし。乃亜の愛する旦那の悪口を、お前が言ったんだ。お前が悪い」


すかさず言い返すと、乃亜に口元を読まれないように、俺の方を向き、

「だったら悪口言われないように振舞ったら? 愛する妻のために」

と反撃された。


クソッ。



「とにかく、乃亜を頼むよ。俺も良くわかんねぇけど、自宅も危険だし。ていうか多分、住める状態じゃあないしね」


腹が立つけど、今は理沙を頼るしかない。


下手に出て頼むと、「わかった」と無愛想に返し、理沙は承諾した。


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