赤い下着の主
高澤は
「まあ、座れ」
と言って優を適当な席に座らせた。
教室の外では昼休みにはしゃぐ生徒の声が聞こえている。
彼は優が座ったのを確認して、教師らしく壇上の教卓前に立った。
高澤の授業も受けたことはない。
彼は授業よりは少し小さめの声で話し始めた。
「初めに気付いたのは、玉置先生とお前がごく近所に住んでいることだった」
ここまでは、想定内。
名簿などに住所が記載されているとしたら、誰かが気付いてもおかしくないと思っていた。
優は黙って続きを聞く。