赤い下着の主
そして一つ一つ思い出していく。
滑らかな黒髪に白い肌。
そのキャンバスを彩る赤い下着。
邪魔な下着を除いてしまうと、それでは恥ずかしいと身を捩る彼女。
お構いなしに口付ければ柔らかく、指で触れれば潤って、暫くすれば雑作もなく体を震わせる。
一つになると指を絡め、ぎゅっと握り締めて放さない。
そこまではちゃんと思い出せるのに、その女の顔だけは、どうもしっかり思い出せない。
どうやら面影を求めて色んな女の顔を見すぎて、一体自分がどんな顔を探しているのか曖昧になってしまっていた。