赤い下着の主

 予想だにしなかった言葉に、自分の顔が熱くなったのがわかった。

「何言ってんのよ」

 恋人同士じゃあるまいし。

 何? 何なの?

 私と付き合いたいとか、思ってるの?

 生徒のくせに。

「ははは、照れてる。可愛い」

 また、からかわれた。

「照れてないから」

「先生って、ほんとイジり甲斐あるよね」

「あたし、イジられキャラじゃないんだけど」

 あんたくらいよ。

 私をイジろうとするのは。

 美奈実はちょっと腹が立って、梶原を無視してスタスタと歩き始める。

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