僕の大切な人



「はじめまして、桐嶋 蓮君
私は、如月 拓海の婚約者の立花 綾です」

「…こん…やく…しゃ…」

「そうよ、拓海さんには
今日話がいってると思うわ
今頃、清人さんに呼び出されて
社長室でお話しされてると思いますよ」

仕事で呼び出されてんじゃないんだ
「…そう…です…か…」

「貴方には、如月の叔母様と叔父様から
話を聞いてると思うのですが、私からも
言っておきたい事があるので来ました」

「…は…い…」

「貴方も分かってると思うの
拓海さんは次男でいらしゃいますが
如月コーポレイション創立者の一族です
それに、数年後には副社長として
仕事をするようになりますし、
そのような人が同性の方とお付き合い
してるなんて、恥知らずもいいとこです」

「…そん…な…」

「貴方はお分かりにならないでしょうが
副社長ともなりますと、いろんな方の
パーティーにも呼ばれます、その時は
拓海さんだけでなく同伴者が必要です
そんな時…
貴方は拓海さんの隣で何が出来ますか?
貴方が秘書なら何とか誤魔化せます
けれど、貴方は違いますしね」

「・・・」


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