僕の大切な人
「私も、同性愛者の方を知ってますが
その方は。お家の為に結婚し
子供をもうけました…彼は…
女性はまったく受け入れられない方でしたので
体外受精で。子供をもうけたそうですが
もともとお付き合いしていた方とは
今も続いていますけれどでもそれは
愛人としてですけど」
「・・・」
「如月家は、そういう方法は
お認めになっていないという事なの」
「・・・」
「私は、昔から拓海さんの事が好きです
拓海さんは、私の事など一度も気にも
留めなかったですけれど…
如月の叔母様からこのお話をいただいた時は
とても嬉しかったわ、でも叔父様から
拓海さんが、同性の方と真剣に
お付き合いしていると聞いた時は
叔父様の笑えない冗談だと思いましたけれど
後で調べさせたら、叔父様の冗談ではなく
本当の話でした、その時に写真も見ました
そこには、私が見たことがない表情をして
いる拓海さんが写っていました。」
「・・・」
「貴方には、貴方に相応しい人がいるわ
まだ20歳なんですもの…
でも拓海さんはあと数か月で30歳
結婚してもいい年頃よ」
「・・・」
「何も言わないのね…
このまま、拓海さんから
手を引いてくださらないかしら
貴方の為にも、拓海さんの為にも
今、離れた方がいいと思うのよ」
「・・・」
「私は話す事はもうないので帰らせてもらうわ
桐嶋 蓮君、よく考えてみてほしいの
拓海さんの為に自分に何が出来るか」
「・・・」
女性は帰って行った。