僕の大切な人
「それから、食事に誘ったりして
何回か会ってるうちに
蓮に惹かれてる自分に気がついた
でも…そんなわけねぇって
自分に言い聞かせてた、でも会ってるうちに」
「拓海が、そう思えばそう思うほど
彼に対する自分の気持ちを自覚する羽目になった」
「そういうこと、いざ自覚すると
自分の気持ちを抑えるのが大変」
「言えばよかったのに」
「告って、もし蓮に会えなくなったらって
思ったら、怖くて出来なかった」
「拓海が!!」
「そうだよ、兄貴
蓮に惚れてからの俺は、蓮に関することは
弱くなったんだよ
今まで一度も感じた事のない感情が俺の中に…」
拓海にとって、彼の存在は凄いな
「その後も、蓮と会い続けた
確証はないけど、もしかしたら蓮も
俺の事好きなのかもってそう思った」
「確証得たから、告白した」
「あぁ…そん時、家の事仕事の事
話すかどうか相当悩んだんだ
正直な話、俺はただ怖かったのかもしれない
その結果、蓮を傷つけただけだった
いきなり、俺の両親が来ていろいろ言われ
それだけでも、ショックなのに
正式な婚約者でも何でもない女が会いに来て
別れろだの、彼にはふさわしくないだのと
さんざん言われ…全部俺のせいだ
俺が言ってたらこんな事にはなってない」