僕の大切な人





俺は、がむしゃらに仕事に打ち込んだ
家に帰りたくない俺は実家に来た。

「拓海、どうした?」

「・・・」

「拓海」

「拓海さん」

「今日、蓮の務めている店に行ったんだ」

「それで?」

「蓮はいなかった、だからオーナーに聞いた
蓮は休みなのかって、そしたら蓮から
何も聞いてないのかって言われて…」

「彼、どうかなさったの?」

「蓮は、俺に黙っていなくなった」

「・・・っ!!」

「オーナーにどこにいるのか聞いてみた…
教えてもらえなかった」

「帰ってこない訳じゃないんだろ?」

「あぁ、でも2年は帰ってこないって言われた」

「…拓海は、彼と一度も連絡取ってないんだろ」

「ない」

「最近は自分の家には帰ってない」

「あぁ」

「一度帰ってみたらどうだ、もしかしたら
彼から何らかの伝言があるかもしれないぞ」

「・・・」

「拓海さん清人さんの言うとおりですよ
一度帰って確認してみなさい
きっとあるはずよ」

「…分かった」


< 91 / 193 >

この作品をシェア

pagetop