僕の大切な人
「誘惑は絶えねぇだろうな
親戚連中が送り込んでくる女
拓海を狙ってるどこぞのお嬢様連中
他にもいるだろうがな…
それと拓海自身がいろんな事に
耐え切れなくなって酒に逃げた挙句
流されて、一夜の過ち…そんな時、
避妊なんて忘れ…妊娠…」
「瑠依…」
「絶対ないとは言い切れないだろ」
「私には、何とも言えないけど」
「とにかく、拓海にとってこの2年が
正念場だってことだ、それによって
これからも蓮の恋人としていれるか
それとも、蓮を失うかが決まる」
「…はい」
「頑張ってね、拓海君」
「はい」
「と言う事だから、早よ帰れ」
「瑠依、もうちょっと優しく言えないの」
「話し終わったんだからいいんだよ」
「本当、拓海君悪いわね」
「いいんです」
「そうだそうだ」
「今後、ちょくちょく寄らせてもらいます」
「えぇ~来んのか」
「はい」
「拓海君、お待ちしてます」
「はい、では失礼します」
俺達は、拓海の後姿を見ながら
蓮って案外面食いなんだな何て思った。