憧れの彼と恋する方法
「2人は本当に仲良いんだね」
「なんかな、竜司が俺の事めっちゃ好きみたいで」
「誰がだよ!」
この2人のコンビ、かなり面白いかも。
なんてそんな事を思いながらも、正直私はテレビを見ている感覚だった。
というよりも、そう思わないと心臓がもたない。
これはテレビ…テレビなんだ。
呪文のように心の中でそう唱えていると、不思議と彼らに話しかける事が出来た。
家でテレビを見ている時は、いつも独り言のように竜司くんに話しかけていたから。