憧れの彼と恋する方法

「おはよ~」


メイクを終え、控え室を出た私に声を掛けてきたのは星野さんだ。


「あ、星野さん。おはようございます」


今日もめっちゃ綺麗だぁ。


「どう?恋は順調?」


「え?ちょっと、からかわないで下さいよ」



その時ふと思った。


星野さんみたいな綺麗な人なら歳の差なんかも関係なく、竜司君も振り向いてくれるんだろうか。


なんて、馬鹿な考え…。

私の場合、それ以前の問題なのに。


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