憧れの彼と恋する方法
そっか
そっか…
そうだよね…。
いくら鈍感な私でも、あんな竜司君の顔見たら気付くよ。
あんな…
あんな辛そうな、切なそうな表情の竜司君、見た事ないもん。
『沙羅ちゃんの相談に乗ってほしいんです』
竜司君はそう言った。
そして、沙羅ちゃんの話を聞いた時も『ありがとうございました』なんて、まるで自分の事のように、笑顔で私にそう言ったね。
スタジオの隅で、竜司君と沙羅ちゃんが話している姿を、よく見かけていた。
だけど私は、そんなの気にも留めてなかったよ。