憧れの彼と恋する方法
スタジオに到着した時には、私の頭はパニック状態を超えていた。
謎だらけだ。
ドッキリか?
もう!面倒くさい!!
考えると訳分かんなくなるし!
ドッキリ?上等じゃん!
こうなったらとことん騙されてやる!
心の中でそう気合を入れ、舞美と一緒にスタジオの中へと入って行った。
「おはようございます」
舞美がすれ違う人皆に挨拶をしている。
正直誰が誰だか全く知らないけど、私も舞美と同様に挨拶を交わした。
疑問を吹っ切るかの様に大きな声で。
すると、後ろから私の肩をトントンと誰かが軽く叩く。
「相変わらず朝から2人とも元気っすね」