首(外道×貴族)【BL】
「イテ!イテェッ!くそっ!」
海老反りに、固められ息ができない状態の、
キケロの視界にだらしの無い眼鏡面、
天敵の実力者、サリト・シュトールが映った。
「おまえね、だから、帰ったなら連絡、
勢力図に影響出るって自覚持ってくれよ!
御主人様に言われなかった?」
「・・・ッ別に!つか、てめぇの所為で帰ってから、
まともに、会話すらしてねぇんだっつーの!!」
「うわー、ざまぁ!」
「大体!俺は、足抜けしたっつったじゃねぇか!」
「許さないって言ったじゃないの」
「・・・」
「俺のことさんざん振り回しといて、
今更縁切れると思うなよ?色男め」
「振り回した覚えがまずねぇ!
それと、てめぇに色目使った覚えもねぇ!」
「・・・」
「イデッッツ!!!」
「使われたいなー、色目」
「諦めろ」
「そうやって、あんまり俺に冷たくしないほうがいいと思うなー、
俺、悲しくて暴走して恋敵潰しに行っちゃうかもしれないぜ」
「あ?!」
「綺麗になったよな、おまえの御主人?
あーゆう綺麗な顔ってぐしゃぐしゃにしたらどうなるのかな、
やっぱりまだ綺麗かな、
鼻とか折れても?」
「てめっ・・・!エリックに何かしてみろよ、殺してやるからな!」
「あれ、この体勢で出る台詞?!」
「イデーッ!!!」
「ねー、キケロ君、好い加減呪縛から逃れてさぁ、
自由になったらどうかな?
俺全力で応援するけどなぁ、君の失恋!」
「・・・死ね」
「ひどーい!そういうこと軽く言うのまじ最悪ー!」
「悪かったな、最悪で」
「おっとぉ?!」
力一杯、暴れてみせ漸く、
サリトから逃れ、キケロは血走った目でサリトを睨む。
「ルカス・フィオーレに何言われたか知らねぇが、
てめぇの出る幕・・・じゃ・・・ねぇん・・・だよ?」
「海老と来たら蟹かな?
股裂きは最近やってないけど・・・」
「待て!その、何だよ、おまえ、
良い眼鏡だな!それ!洒落てんぞ!
今日は何だ、ウェーブ、上のほうから掛けたのか?!
似合うぜその髪形?!」
「寝癖だけど」
「あ、そう」
海老反りに、固められ息ができない状態の、
キケロの視界にだらしの無い眼鏡面、
天敵の実力者、サリト・シュトールが映った。
「おまえね、だから、帰ったなら連絡、
勢力図に影響出るって自覚持ってくれよ!
御主人様に言われなかった?」
「・・・ッ別に!つか、てめぇの所為で帰ってから、
まともに、会話すらしてねぇんだっつーの!!」
「うわー、ざまぁ!」
「大体!俺は、足抜けしたっつったじゃねぇか!」
「許さないって言ったじゃないの」
「・・・」
「俺のことさんざん振り回しといて、
今更縁切れると思うなよ?色男め」
「振り回した覚えがまずねぇ!
それと、てめぇに色目使った覚えもねぇ!」
「・・・」
「イデッッツ!!!」
「使われたいなー、色目」
「諦めろ」
「そうやって、あんまり俺に冷たくしないほうがいいと思うなー、
俺、悲しくて暴走して恋敵潰しに行っちゃうかもしれないぜ」
「あ?!」
「綺麗になったよな、おまえの御主人?
あーゆう綺麗な顔ってぐしゃぐしゃにしたらどうなるのかな、
やっぱりまだ綺麗かな、
鼻とか折れても?」
「てめっ・・・!エリックに何かしてみろよ、殺してやるからな!」
「あれ、この体勢で出る台詞?!」
「イデーッ!!!」
「ねー、キケロ君、好い加減呪縛から逃れてさぁ、
自由になったらどうかな?
俺全力で応援するけどなぁ、君の失恋!」
「・・・死ね」
「ひどーい!そういうこと軽く言うのまじ最悪ー!」
「悪かったな、最悪で」
「おっとぉ?!」
力一杯、暴れてみせ漸く、
サリトから逃れ、キケロは血走った目でサリトを睨む。
「ルカス・フィオーレに何言われたか知らねぇが、
てめぇの出る幕・・・じゃ・・・ねぇん・・・だよ?」
「海老と来たら蟹かな?
股裂きは最近やってないけど・・・」
「待て!その、何だよ、おまえ、
良い眼鏡だな!それ!洒落てんぞ!
今日は何だ、ウェーブ、上のほうから掛けたのか?!
似合うぜその髪形?!」
「寝癖だけど」
「あ、そう」