首(外道×貴族)【BL】
「あ、ちょっと兄貴・・・!」
ぐる、と目の前、サリト・シュトールは腰掛けていた陸橋の橋壁から、
鉄棒で地獄回りをするよう、膝を使い後ろ向きに、
身軽に向こう側に落ちてゴドーをひやりとさせた。
しかしリオネは慣れたよう、壁の隙間から顔を出して怒鳴る。
「馬鹿!!歳考えろ!!猿!」
道路の中央、車線を区切る塀の上に、
降りた男が眼鏡の位置を直していた。
そのままリオネに手を振ると、塀から降り、
止めていたらしいバイクに跨る。
「兄貴!!」
叫ぶリオネに見送られ、去っていく背は一般的で、
ヘルメットを着用し、スピードを守りつつ、遠のいて行く超人。
「すげぇな」
「・・・すいません」
純粋な感想だったが、リオネは恥ずかしげに下を向いた。
「ぶっとんでるだろ」
真横から声がし、見ればキケロが立っている。
「おまえ、そーいや平気か?」
「平気じゃねぇ」
「何あったんだよ」
「話すと長くなんだよ」
「じゃ、昼な」
「おう」
当然のよう、キケロは授業に間に合う努力を拒否し、
時計を見て走り出したゴドーとリオネを見送る。
***
「ルカを襲った?!」
「おう」
「・・・まじか?!」
教室、学食堂の充実しているためか、
昼時はクラスにより、人がまったくいなくなることがある。
階段傍に位置するキケロの教室は、
現在ゴドーとキケロの二人の貸切状態にあった。
「割と好みだっつっただろ」
「・・・」
「なんだよその顔は」
「・・・おまえ、それ犯罪じゃねーのか?!」
「犯罪も犯罪だ、殴られたぜ」
「そりゃ殴るわ!・・・さすがにフォローできねぇぞ、俺も」
「でもよ、あいつも悪ぃだろ、
朝の、・・・サリト・シュトールって奴いただろ、
俺はあいつに酷ぇ目に合わされてる!
それをどこで知ったかしんねーが、
あいつをネタに脅し掛けて来やがった。
逆らうなって意味合いのな!
腹立つだろ?!」
「あー、まぁ・・・」
ぐる、と目の前、サリト・シュトールは腰掛けていた陸橋の橋壁から、
鉄棒で地獄回りをするよう、膝を使い後ろ向きに、
身軽に向こう側に落ちてゴドーをひやりとさせた。
しかしリオネは慣れたよう、壁の隙間から顔を出して怒鳴る。
「馬鹿!!歳考えろ!!猿!」
道路の中央、車線を区切る塀の上に、
降りた男が眼鏡の位置を直していた。
そのままリオネに手を振ると、塀から降り、
止めていたらしいバイクに跨る。
「兄貴!!」
叫ぶリオネに見送られ、去っていく背は一般的で、
ヘルメットを着用し、スピードを守りつつ、遠のいて行く超人。
「すげぇな」
「・・・すいません」
純粋な感想だったが、リオネは恥ずかしげに下を向いた。
「ぶっとんでるだろ」
真横から声がし、見ればキケロが立っている。
「おまえ、そーいや平気か?」
「平気じゃねぇ」
「何あったんだよ」
「話すと長くなんだよ」
「じゃ、昼な」
「おう」
当然のよう、キケロは授業に間に合う努力を拒否し、
時計を見て走り出したゴドーとリオネを見送る。
***
「ルカを襲った?!」
「おう」
「・・・まじか?!」
教室、学食堂の充実しているためか、
昼時はクラスにより、人がまったくいなくなることがある。
階段傍に位置するキケロの教室は、
現在ゴドーとキケロの二人の貸切状態にあった。
「割と好みだっつっただろ」
「・・・」
「なんだよその顔は」
「・・・おまえ、それ犯罪じゃねーのか?!」
「犯罪も犯罪だ、殴られたぜ」
「そりゃ殴るわ!・・・さすがにフォローできねぇぞ、俺も」
「でもよ、あいつも悪ぃだろ、
朝の、・・・サリト・シュトールって奴いただろ、
俺はあいつに酷ぇ目に合わされてる!
それをどこで知ったかしんねーが、
あいつをネタに脅し掛けて来やがった。
逆らうなって意味合いのな!
腹立つだろ?!」
「あー、まぁ・・・」