あんなやつ大嫌い
「…紫音(しおん)…」

小鳥が呆然と呟き、美魅と璃里は驚いたように紫音を見つめた。

「久しぶり♪
元気だったか?」

紫音は優しく微笑みながら歩いてくる。

「…紫音!!」

小鳥は突然の紫音の登場に、満面の笑顔で駆け寄って抱きついた。

「おぉ、元気そうだな♪」

紫音は嬉しそうに小鳥を抱き締めながら、優しく頭を撫でた。

「どうして!?
何で日本にいるの!?」

「ダメか?」

「ダメじゃないけど…
何で教えてくれないの!?
教えてくれたら空港まで迎えに行ったのに!!」

小鳥は少し拗ねたように言ったが、それでも嬉しさを隠しきれずにすぐ笑顔になった。

「「しーくん、誰にも内緒で帰ってきたの?」」

「いや、兄貴には言ったよ?」

「「そう…」」

美魅と璃里はなにか言いたげに見つめ合った。
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